活動報告

平成28年度秋季研究会

(1) 日時:平成28年10月28日(金)13:30~15:30
(2) 場所:行程:平清盛像→音戸の渡し(乗船)→清盛塚
(3) 参加者合計:15名
平成28年度秋季研究会では、冒頭岩瀬潔会長の挨拶に引き続き、海上交通安全法第25条第2項による経路指定にあたる「音戸瀬戸」についての理解促進を図るため、バス及び渡し船による見学会を実施しました。
一部、視界制限状態の中での見学となりましたが、晴れ間ものぞき、当初の目的を達成し盛会の内に終了しました。

                                            (編集委員 IT委員 遠藤 小百合)

平成28年度春季研究会

(1) 日時:平成28年5月20日(金)10:00~12:10
(2) 出港:神戸第2地方合同庁舎南側
寄港:こうべたるみ海の駅(乗船者入替え)
入港:神戸第2地方合同庁舎南側
(3) 協力:内海交通株式会社
パイロットボート“くるしま”
(4) 参加者合計:14名
 
平成28年度春季研究会では、冒頭岩瀬潔会長の挨拶に引き続き、内海交通株式会社:パイロットボート“くるしま”(長さ15メートル、総トン数17トン)に乗船し、明石海峡航路の経路指定確認および明石海峡大橋護岸衝突事故現場を見学し、理解を深めることを目的として実施されました。
希望者が予想を上回ったため、参加者の協力のもと、途中“こうべたるみ海の駅”にて乗船者の入替えを実施した。できるだけ多くの方に乗船および見学の機会を提供でき、盛会の内に終了しました。

 2016年秋は音戸の瀬戸です。                               (編集委員 IT委員 遠藤 小百合)

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平成27年度春季研究会が、5月29日(土)、航法システム研究会と合同で、東京湾海上交通センターで実施しました。
東京マーチスの概要について説明がなされた後、管制業務、情報収集業務の見学を行いました。
参加者よりは、充実した今後の業務に活かせる見学会となった旨の声が寄せられました。

秋は、小樽商科大学商学部企業法学科 南健悟准教授(博士(法学))の基調講演のもと、パネラーを迎え、狭い水道等について、パネルディスカッション形式で実施予定です。ぜひ多くのご参加お待ちしております。
                                             (編集委員 IT委員 遠藤 小百合)

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平成26年度秋季研究会が、11月1日(土)に、北海道大学水産学部にて開催されました。
春季研究会と同様、漁船に関する2編の講演を実施し、20名の参加者を得て、盛会の内に終了しました。

(1)「漁船の関係する海難事故事例について」
海技大学校 岩瀬 潔
(2)「AISを活用した漁船の衝突防止-AISに関する法整理-」
水産大学校 松本 浩文

次年度は、見学等も予定しておりますので今後も、当研究会へのご参加宜しくお願いいたします。
                                             (編集委員 IT委員 遠藤 小百合)

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平成26年度春季研究会が、同年5月23日(金)13:30~15:00、
東京海洋大学 越中島キャンパスにて開催されました。
冒頭、当研究会岩瀬潔会長(海技大学校)より、研究会活動について、会員各位が参加していただくことにより、ますます活発な研究会になるよう協力の要請があり、その後以下4編の講演を実施致しました。

(1) 「漁ろうに従事している船舶の該当性に関する一考察」 
海上保安大学校 松本宏之
(2) 「護衛艦「あたご」漁船「清徳丸」衝突事件における海難審判と刑事裁判の相違」
神戸大学  藤本昌志
(3) 「網に潜む危険」                 
海技大学校 遠藤小百合
(4) 「海技資格を有しない船橋当直者への指示」
海技大学校 岩瀬潔

20名の参加者を得て、活発な討論が交わされ、盛会のうちに終了しました。
講演終了後H26年度秋季研究会について、当会会長より講演会を実施予定の旨、連絡がなされました。

秋の講演会に、会員以外の方もぜひお越し下さい。お待ちしております。
詳細は決定次第、当研究会ホームページにアップの予定です。
                                            (編集委員 IT委員 遠藤 小百合) 
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平成23年の秋季研究会は、海上保安試験研究センターにて、研究成果の紹介及び施設見学を実施した。松本会長の挨拶に引き続き、海上保安試験研究センター総務部の浜岡氏の案内で同センターの見学、研究成果の紹介が実施された。16名の参加者を得て、活発な意見交換や質問を交え、盛会のうちに終了した。

1. 海上保安試験研究センター見学会
(1)センター業務概要(施設)説明
航行援助技術課長 浜岡洋介
 当センターは、東京都立川市の広域防災基地の一角にあります。都心からおよそ30キロメートル西の内陸部に位置することで、海との関わりが薄く感じられますが、 約1万坪の海上保安試験研究センター敷地内には本館事務棟、第1~第3試験研究棟、 回流水槽棟などの建物が配置されています。海上保安試験研究センターのルーツを辿るとその歴史は古く、明治元年7月、 神奈川裁判所に灯台の建設事業を行う燈明台掛が置かれ、横浜市中区北仲通において 灯台用の木工・鍛冶工関係の製作を開始したのに端を発します。その後、80余年にわたる間に幾多の変遷を経て、昭和23年5月海上保安庁発足とともに 海上保安庁灯台部工務課工場となりました。さらに灯台部工場、経理補給部工場と順次組織体制が強化され、 昭和47年5月、海洋汚染原因物質の分析・鑑定や水質検査等の業務を加えた組織として 海上保安庁総務部海上保安試験研究センターが誕生しました。海上保安試験研究センター発足後も、時代の趨勢とともに業務量が増大し、施設が狭隘となったことに加え、 臨海都市再開発計画による庁舎移転が余儀なくされたことから、平成3年3月、124年に及ぶ時を刻んだ横浜市から、 立川市に移転しました。また、海上保安試験研究センターは、大規模災害が発生し、政府の緊急災害対策本部が立川広域防災基地に設置された場合には、 海上保安庁の災害応急活動の拠点として機能します。施設内には、ヘリコプターによる災害応急活動の基地として活用するために、 指令室、駐機場(15機駐機可能)、給油施設等を有しています。

(2)航路標識シミュレータ
 航路標識シミュレータは、東京湾、阪神港、明石海峡、来島海峡、開門海峡などに設置された航路標識の機能評価に使用しています。

(3)可視光通信実験と展示施設
LED灯器を使用する航路標識から可視光通信技術を活用した情報の送信の研究を行っています。

(4)電子情報分析業務
船員手帳等の偽造・変造の鑑定、GPS等の航海計器の解析、画像の解析、音響の解析及びこれらに関する試験研究を行っています。

(5)科学捜査分析業務
船舶衝突等に関する塗膜片・FRP片等の鑑定、薬物・毒物等の分析、鑑定及びこれらに関する試験研究を行っています。

(6)回流水槽
潮流を利用した発電装置の開発研究を行っています。また、可視光通信の実験も行っています。

(7)化学分析業務
海洋汚染の原因物質の分析・鑑定、船舶に使用する燃料油等の性能に関する試験、海洋汚染の防除のために使用する油処理剤等の性能及び毒物試験、その他これらに関する試験研究を行っています。

2.「海上交通安全と航行援助」研究成果討論会
(1)航路標識のシミュレーションを活用した評価手法に関する研究
 航路不案内が原因で迷走する船舶に対し、海上交通センター等から迅速・安全かつ正確な誘導を行うために、誘導目標としての役割を想定した航路標識の新しい機能(誘導のための灯火等)の効果及び迷走船の低減に関する研究である。
 関門海峡航路や来島海峡は、屈曲した航路のうえ強潮流であり特殊な海域である。このような航路において、迷走する船舶が自船及び他船に与える悪影響は計り知れない。このような迷走船を排除し、効果的な誘導となるための標識整備に役立つ資料を得るためコンピューターグフィックスを利用したシミュレーション実験により、標識の機能や標識配置等の調査研究を行っている。
 輻輳海域で実際に試作灯器を用い現用航路標識の灯質変更を伴う視認実験は、費用対効果という観点からだけではなく、航行船舶に対する安全性からも有効な手段ではない。したがって、海上保安試験研究センターに導入している航路標識シミュレータにより各海域の現状や改善した状況を表示再現し、実験を行っている。

(2)灯火を活用した新たな情報提供に関する調査研究
海上で「光」と言えば、まず、灯台(光波標識)を連想させる。光波標識は、船舶の「道しるべ」となるものであるが、この光を使って船舶に対して有効となる何らかの情報を提供できれば、より航行船舶の安全に寄与できるものと思料される。   
 本研究は、可視光通信の現状と光波標識への応用の可能性についてについての研究である。通信を行う上で、伝送媒体となる光に変調をかけやすいことは重要な要素であるが、LED は応答特性に優れており、かつ光波が干渉しやすい性質を持つため、光を変調するためのデバイスとしては最適である。また、LED は半導体素子であるため、寿命が非常に長く、電球や蛍光灯のように交換する必要性が殆ど無く、保守性やコスト面で優れている。さらに、小型・軽量であるため、システムを小型化することが可能となる。
可視光通信の光波標識への応用の可能性について、要約すると
1 灯器を利用した試作器による通信の成功
2 変調によるチラツキは、技術的に回避可能
3 海上での実用的な通信距離を得るのは、現状のLED 灯器では極めて困難
4 背景光等によって、通信品質は低下
5 灯質により、情報提供頻度が低下
6 可視光通信は、現在では、産・学・官で研究・開発中であり、実用化は数年先

3.研究会総会
 研究会継続申請について
来年度の春季研究会について
              (幹事:藤本昌志)